
中谷宇吉郎科学奨励賞
雪氷学で多大な功績を残した中谷宇吉郎博士の出身地である石川県加賀市では,科学教育の振興を図り,豊かな教養を備えた人間形成に資するため,科学に対する学習意欲が旺盛でその成績が特に優秀な児童及び生徒,並びに優れた研究成果をあげた大学生等若手研究者に,標記の賞を毎年贈っています.そのうち,雪氷学の分野で日本を代表する大学院生等の若手研究者を毎年1名,雪氷学会から同市教育委員会に推薦しています.この対象者は,「『雪』,『氷』の研究に取り組み,国際会議等で優秀な研究発表を行い,将来においても雪氷学の研究に携わる意欲のある大学生等若手研究者」です.
受賞者一覧
- R3 小野誠仁(千葉大学大学院融合理工学府 博士後期課程)
「日本の積雪中に生息するクマムシとワムシの発見とその彩雪現象との関係に関する研究」 - R2 勝山祐太(森林研究・整備機構 森林総合研究所 研究員)
「積雪の温暖化影響評価および降雪粒子の観測と解析手法に関する研究」 - R1 大沼友貴彦(東京大学生産技術研究所 研究員)
「積雪観測に基づいた雪氷藻類の繁殖とそのアルベド効果のモデル化に関する研究」 - H30 新屋啓文(新潟大学 特任助教)
「粒子-流体連続解析を用いた吹雪の時空間構造に関する研究」 - H29 島田 利元(宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター 研究開発員)
「衛星データを用いたグリーンランド氷床裸氷域および暗色域の時空間変化に関する研究」 - H28 阿部 隆博 (北海道大学大学院理学院 博士課程)
「カナダ・ユーコン地域に存在する静穏期のサージ型氷河の冬期流動加速についての研究」 - H27 猿谷 友孝(国立極地研究所 特任研究員)
「凍上・アイスレンズ形成のメカニズムの研究」 - H26 永塚 尚子 (国立極地研究所 特任研究員)
「氷河における生物起源有機物の研究」 - H25 永井 裕人
- H24 津滝 俊
- H23 大宮 哲
- H22 安達 聖
- H21 倉本 隆之
- H20 安成 哲平
- H19 紺屋 恵子
- H18 奈良間 千之
- H17 中澤 文男
- H16 松岡 健一
- H15 竹内 望
- H14 飯塚 芳徳
- H13 坂井 亜規子
- H12 深澤 裕
- H11 八久保 晶弘
- H10 長島 和茂
- H9 藤田 耕史
- H8 尾関 俊浩