会長挨拶

日本雪氷学会長 西村 浩一
2019年6月1日

2019-2020年度理事会の発足

2019年5月29日に開催されました第1回理事会におきまして、2019-2020年度の日本雪氷学会の役員の顔ぶれが決定し、私が新たに会長を拝命することとなりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

私自身を顧みますと、学会の運営を司る理事会から離れることおよそ8年、その間に公益法人化、学会事務局の廃止という変革、さらには学会員減少と高齢化を含め数多くの変化がございました。

学会の今を正確に把握するにあたっては、もう少し時間的ご猶予をいただく必要がありそうですが、東北を除く3支部に所属した経験も活かし、かつ役員の方々のご協力のもと、今後の進むべき方向を模索していきたいと考えております。

皆様におきましては、何卒忌憚のないご意見をお寄せいただきますとともに、学会運営によろしくご協力をお願い申し上げます。

学会の3つの役目

学会は、各研究機関と同じように、研究面、教育面そして社会貢献の使命を持っています。とくに日本雪氷学会が公益社団法人となって以来、より一層「公益性」つまり社会貢献が求められています。学会活動がその3つの役割のどこに分類されるかを図1に表してみました。

図1 日本雪氷学会の3つの役割

図1 日本雪氷学会の3つの役割

「研究」は学会の基幹の活動です。学会誌「雪氷」および英文誌BGRは研究成果の発表の場であり、査読者とのやりとりで研究の質を高めています。また、毎年、日本雪工学会と連携して行われる雪氷研究大会では、全国の研究者が一堂に会して研究の進歩が図られています。また各支部でも活発に研究発表会や発表論文集発行が行われています。

「社会貢献」としては、雪氷防災研究の研究自体が社会のニーズに応えていますが、一般の方や子供達向けには、雪氷研究大会時に「雪氷楽会」や公開講演会が行われ、各支部でもアウトリーチ活動が盛んです。また雪崩や吹雪災害に対する突発的雪氷災害調査チーム結成等が行われています。

「教育」の面では、一般の方への雪氷知識普及や雪氷計測技術教育の活動や、雪崩対策技術研修会、積雪観測講習会が行われています。また若手育成を目的として、雪氷研究大会での学生優秀発表者表彰が行われ。今年は新「井上基金」が発足します。

会員の拡充

どこの学会もそうですが、日本の人口減に伴う学会員現象が悩みの種です。少しでも魅力ある学会にするよう各種活動のご協力をお願いします。

幸い、雪氷学会は一般の人も雪氷現象に興味を持ち、雪氷災害対応、地球科学まで含む幅広い分野に渡っており、その利点を利用して会員数の拡大にご尽力下さるようお願いします。

現在、以下のような本部体制と、支部・分科会を中心に活動を行っています。


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