吹雪の写真集

吹雪の写真集

吹雪の付随現象と交通障害 Drifting snow related phenomena and traffic obstacles

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写真1 2017年12月14日に北海道標津郡中標津町西竹で撮影した雪まくりの断面(根本征樹撮影)

写真2 吹雪によって着雪したLED型信号機(大宮哲撮影).

写真3 暴風雪により形成された吹きだまり(根本征樹撮影).

写真4 暴風雪により形成された吹きだまりの除雪中の様子(根本征樹撮影).

写真5 2017年12月26日10時過ぎに北海道の幌加内町の国道275号で撮影された地吹雪(冨田真未撮影).

写真6 2013年3月2日に恵庭市郊外で撮影した激しい吹雪によるホワイトアウト(丹治和博撮影).

(解説)

写真1:積雪内部(表層付近)にクラストがあるなど積雪の構造にもよるが,融点付近の温度下で吹雪が発生した場合に雪まくりが形成される場合がある.

写真2:LED型信号機は従来の電球型信号機よりも表面温度が低いため,信号機の表面が吹雪によって着雪しやすい.(撮影日:2017年1月28日,撮影場所:国道337号,北海道教育大学札幌校の近く)

写真3:北海道標津郡中標津町西養老牛の町道付近に形成された吹きだまり(2015年2月6日撮影).2015年1月31日から2月3日にかけて急速に発達した低気圧が北海道付近に停滞し,暴風雪が長時間継続した.吹きだまりの形成域は道路全体におよび,除雪が入るまで道路交通が完全に遮断された状態となっていた.

写真4:除雪中の吹きだまりの様子.北海道標津郡中標津町西竹の町道にて(2014年2月21日撮影).2014年の2月17日から19日にかけて,発達した南岸低気圧の通過に伴い,中標津町周辺では暴風雪・猛吹雪が継続し,町内の複数個所で大規模な吹きだまりが発生した.

写真5:幌加内アメダスでは,撮影時刻の6時間前に2cmの降雪を記録しているが,それ以降,降雪,降水の記録はなく,10時の気温が-7.0℃,風速は9.3m/sであった.ドライバーの目線高さを横切る地吹雪と,上空の青空のコントラストが顕著である.

写真6:降雪を伴った激しい地吹雪によって道路前方は白一色であり,運転者は視界ゼロのホワイトアウトと感じるが,道路左の電柱や接近する対向車の存在により視程が顕在化される.この日,北海道を襲った猛吹雪により9名の尊い命が失われた.

写真7 捕雪袋型吹雪計(ネット式吹雪計)による吹雪観測の様子(寒地土木研究所撮影).捕雪袋に捕捉した吹雪粒子の質量を計測することによって吹雪量や飛雪流量を求める.

写真8 移動気象観測車による吹雪観測の様子(寒地土木研究所撮影).移動気象観測車には,風向風速計や気温計、視程計等の計測機器のほか,GPSやビデオカメラ等が搭載されている.

吹雪のすがた 七態 Scences of drifting/blowing snow

激しい吹雪の中でカメラを構えても,なかなか吹雪の雰囲気を伝えるような写真を取ることは難しいものです.吹雪の写真といえば,南極カタバ風による猛吹雪の様子やサスツルギ等がイメージされますが,ふだん目にすることのできない吹雪の風景やその爪痕なども含め7枚の写真を集めました.

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