雪氷化学・生物分科会について
雪氷化学分科会の名称の変更理由と経緯について(2025年10月記述)
雪氷化学分科会は、1996年に「広く雪氷に関する化学的研究の進歩と発展に寄与すること」を目的に設立が承認され、これまで、雪氷化学の講演会、積雪観測講習「雪合宿」などを実施してきました。設立以降、雪氷化学分科会は、地球化学や分析化学分野の視点から雪氷圏の現象を研究する研究者や、雪氷化学に興味を持つ学生、大学院生が参加し、活発な学会活動行ってきました。
雪氷生物研究分野は、雪氷化学と密接に関連する研究的側面があり、分科会設立時には雪氷生物を含めた分科会名称が検討されたこともありました。
現在、雪氷生物研究は広く認知され、雪氷生物研究を行う研究、教育機関も増えてきています。雪氷化学分科会においても雪氷生物分野を主とした講演会や「雪合宿」を何度か実施してきました。また、特に分野横断研究の重要性が高い研究分野においては、雪氷化学と雪氷生物の研究上の強い連携の必要性は分科会会員において強く意識されています。
以上の状況を鑑み、分科会事務局(会長:的場澄人、幹事長:飯塚芳徳、幹事:倉元隆之、植竹淳、小野誠仁、黒崎豊)では、当分科会活動の充実と当該分野の普及をさら促進することを目的に、分科会名称を雪氷生物研究分野を含むことが分かる名称へ変更することを検討し、「雪氷化学・生物分科会」を新しい名称案と決定しました。
2024年8月7日に雪氷化学分科会メーリングリストにて名称変更を提案し、メール及び掲示板にて意見を募集しました。9月17日に雪氷化学分科会総会をアオーレ長岡にて開催し、出席した会員、事前に送られた意見を併せ、全会一致にて分科会名称を「雪氷化学・生物分科会」に変更することを議決しました。その際、雪氷化学分科会運営内規は分科会設立時から変更されておらず、分科会名称の変更と日本雪氷学会が公益法人へ移行したことに伴う変更を審議しました。総会では議決に至らず、メーリングリストにて審議を継続し、11月13日に改定案を分科会で議決いたしました。
2024年12月の本部理事会における承認、2025年6月の総会にて学会の定款施行細則の変更の承認をもって、「雪氷化学・生物分科会」に正式に名称が変更されました。
雪氷化学分科会会長
的場澄人
雪氷化学・生物分科会からのおしらせ
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