外部情報
2025年11月13日

雪の講演会「青森県の大雪災害の実態と今後の冬に向けて」のご案内(12/1開催,11/27申込締切)

日本雪氷学会会員の皆様
Seppyo-Talkの皆様

お世話になっております.
防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 安達です.

※本件,複数のMLへ投稿しております.重複してお受け取りの際はご容赦ください.

防災科学技術研究所と弘前大学は,
「青森県の大雪災害の実態と今後の冬に向けて」をテーマとした講演会を開催します.
www.bosai.go.jp/seppyo/news/event/20251201_aomori.html

講演会のご参加は無料ですが,下記リンクより事前のお申し込みが必要です.
www17.webcas.net/form/pub/bosai/snow
申込締切:2025年11月27日(木)
※定員の150名に達しましたら締め切らせていただきます.

ーーーーー
雪の講演会「青森県の大雪災害の実態と今後の冬に向けて」

2024/2025年冬季は、青森県津軽地方を中心に記録的な大雪となり、弘前では1982年観測開始以来の最大積雪深160cmを記録しました。これに伴い、青森県では人的被害181名、住家被害144件、非住家被害409件となり、農業関係の被害額は約215億円(うちリンゴの枝折れ被害だけで過去最高額の約203億円)にのぼりました。12月下旬から湿った重い雪が降り積もり、あるいは着雪・冠雪して倒木・枝折れが生じ、道路や鉄道の交通障害が多発しました。本講演会では、昨冬の大雪災害の実態を振り返り、変容する雪氷災害に適応するためにどのように備えるべきか、科学的なデータや最新の情報を基に考えます。

開催日時:2025年12月1日(月)18:00〜20:00 (開場17:30)
開  場:弘前市民文化交流館ホール(青森県弘前市駅前町9-20ヒロロ4F)
主  催:防災科学技術研究所,弘前大学
共  催:東北大学
後  援:青森県,弘前市,日本雪氷学会東北支部,日本雪工学会北東北支部

プログラム:
<開会挨拶>  (18時~18時10分)
 飯塚  聡(防災科学技術研究所 極端気象災害研究領域 研究領域長)
 江川新一(東北大学 災害科学国際研究所 研究所長補佐)

<第一部 講演>「2024 / 2025年冬の青森県の大雪災害の実態」(18時10分~18時50分)
・大雪をもたらした気象環境場
  石田祐宣(弘前大学 大学院理工学研究科 准教授)
・青森県津軽地方における積雪調査結果
  荒川逸人(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 特別研究員)
・雪害時の文化遺産保全と地理空間情報の活用
  蝦名裕一(東北大学 災害科学国際研究所 准教授)
・令和6年12月からの豪雪によるりんご被害の状況
  工藤秀樹(青森県 農林水産部りんご果樹課 総括主幹)

<第二部 パネルディスカッション>「変容する雪氷災害に適応するために」(19時~19時50分)
【話題提供】
・将来の降雪はどのように変化するか
  山崎 剛(東北大学 大学院理学研究科 教授)
・持続可能な除排雪体制の構築にむけて~青森ゆきみちDX~
  鈴木英宗(青森県 県土整備部道路課 課長)
【討論】
 コーディネーター
  中村一樹(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター センター長)
 パネラー
  石田祐宣(弘前大学 大学院理工学研究科 准教授)
  山口 悟(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 上席研究員)
  山崎 剛(東北大学 大学院理学研究科 教授)
  鈴木英宗(青森県 県土木整備部道路課 課長)

<閉会挨拶> (19時55分ー20時)
 金本俊幾(弘前大学 大学院理工学研究科 研究科長)
ーーーーー

皆様のご参加をお待ちしております.
よろしくお願いいたします.

記事の有効期限: 2025年12月2日 火曜日