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寒さ嫌いの若者たち

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北の生活館 雪を考える会代表・秋田谷 英次

寒さ嫌いの若者たち

  当然のことだが、毎年冬は必ずくる。寒く雪が積もる。私は寒がりだし、どか雪や吹雪は好きではない。でも冬だから仕方がない。嫌いだといっても避けることはできないのだ。だから外出時は寒くない、吹雪いても大丈夫なように身支度をする。我々が子供の頃に比べ、冬の装備は便利な物が沢山あり値段も安い。一方、学校も、家庭も、職場も乗り物も屋外以外はすこぶる暖かく快適だ。

 

 今、私は私立大学で教えている。大学生も寒さ嫌いは驚くほど多い。彼らの服装を見ると寒さ嫌いがうなずける。幼稚園・小学生の外出着は頭から足まで寒さ・雪対策は完璧だ。ところが中学生・高校生は帽子、手袋も付けず、コート、靴を見ても夏の服装かと思う。あれなら寒くて当たり前。寒さ対策の服装は格好が悪いらしい。私のゼミで、12月最後の授業は外での雪で遊ぶ体験学習。寒くない服装と伝えるが持っていないようだ。彼らの寒がりは大変なものだ。

 

 寒さ嫌い、雪嫌いなら、当然雪は邪魔物・厄介物となる。毎年、約4ヶ月邪魔物・厄介物と暮らす彼らは幸せだろうか。自然には勝てませんよ。だから小学から大学まで、すべての学校で冬の野外授業を提案したい。自然には勝てないのだから自然に適応するしかない。それは自然との共生の原点であり、やがて、たくましく賢くなり、自然に優しい生き方が身に付くのではないか。

(北の生活館 雪を考える会代表・秋田谷 英次)

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