Japanese Society of Snow and Ice

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2007年度 春の講演会

— カテゴリ:

「雪のある生活とアート」・「海氷生成が駆動する海洋中深層循環とその変動」

2007年度 春の講演会

日 時: 2007年4月26日(木) 13:30〜15:30
会 場: 北海道大学学術交流会館第一会議室(札幌市北区北8条西5丁目)
参加費: 無料
講 演:

「雪のある生活とアート」 社団法人北海道開発技術センター
理事
原 文宏
「海氷生成が駆動する海洋中深層循環とその変動」 北海道大学低温科学研究所
准教授
大島 慶一郎

 


講演要旨:

「雪のある生活とアート」

雪は、とても創造的な材料だと、いつも思っていました。雪が降ると子供たちが、自然に雪だるまや雪玉をつくるように、雪は人間の創造性を刺激します。それなのに、どうして冬まつりといえば「雪像」しかないのでしょうか? 札幌雪まつりをはじめとする、雪像を中心とした冬期イベントを否定する気持ちはありませんが、雪を使った造形活動は雪像だけではありません。そこで、私たちが実験的に進めてきた、雪を使ったり、雪を利用したアート活動について紹介し、北海道の冬をもっと、もっと楽しい季節にしていけたらと考えています

「海氷生成が駆動する海洋中深層循環とその変動」

海洋の中深層まで及ぶ地球規模の循環は、極域や海氷(流氷)域でできる冷たくて重い水が沈み込むことで駆動され、それが他で徐々に湧き上がることで循環が閉じることになる。重い水ができるのは、冷やされることの他に、海水が凍って海氷ができる際に濃い塩分が排出されることが原因となる。世界で一番重い水が作られるのは南極海で、南極底層水として世界の海の底層に拡がっている。オホーツク海は北半球の海氷域の南限であり、北太平洋で一番重い水が作られる。この水は南極起源のもの程重くはなれないが、北太平洋の中層まで及ぶ循環を作っている。 どこでどれだけ海氷生産があり、それがどう変動しているかで、中深層循環やその変動は決まると考えられる。最新の北大低温科学研究所による研究では、この50年でオホーツク海の海氷生産が弱まり重い水の生成も減少し、北太平洋まで及ぶ中層循環も弱まっているらしいことが示された。これはオホーツク海の風上が特に温暖化が大きい場所であることによる。中層の循環が弱まると生物生産量まで減少させる可能性がある。講演では、南極海での海氷生成と南極底層水の関係などについても最新の研究を紹介する。
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