Japanese Society of Snow and Ice

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2004年度 春の講演会

— カテゴリ:

「ヒマラヤを襲う氷河湖決壊洪−氷河湖研究の来し方・行く末−」・「雪氷学の誤った“常識”三題」

2004年度 春の講演会

日 時:

 2004年4月22日(木) 13:30〜15:00

会 場:

 北海道大学学術交流会館第一会議室(札幌市北区北8条西5丁目)

参加費:

 無料

講 演:
「ヒマラヤを襲う氷河湖決壊洪−氷河湖研究の来し方・行く末−」 北海道工業大学、元北海道大学低温科学研究所 山田 知充
「雪氷学の誤った“常識”三題」 北海道大学名誉教授 前野 紀一

講演要旨:

 

「ヒマラヤを襲う氷河湖決壊洪−氷河湖研究の来し方・行く末−」

100年ほど前からヒマラヤの氷河は縮退傾向に転じ、近年の地球温暖化はこれを加速している。氷河が縮退するに伴って、半世紀ほど前から岩屑で覆われた谷氷河の末端に不安定なモレーンで堰き止められた氷河湖が次々と形成されるようになった。湖を堰き止めているのが不安定なモレーンであるため、時に決壊し、鋭い洪水波形をもつ一過性の洪水、20世紀後半にヒマラヤに出現した雪氷災害のニューフェースである氷河湖決壊洪水が頻繁に発生するようになった。氷河湖決壊洪水の原因となるヒマラヤの氷河湖そのものの研究は、1990年代に日本人研究者によって開始された。氷河湖研究の来し方を振り返り、研究の進捗状況と今後に残された課題を述べる。

 

「雪氷学の誤った“常識”三題」

 "常識"はその時代その世界で変わる。例えば、現在は常識となっている地動説も当時は非"常識"であった。雪氷学においても、そのような"常識"の変遷をみることができる。しかし、"常識"の変遷が科学の進展に伴うものではなく、不注意や誤解によるものの場合は、歴史上の単なる不幸な事件に過ぎない。雪氷学における3つの例として、(1)雪結晶の成長形ダイアグラム、(2)氷摩擦のメカニズム、(3)ホウ雪崩と雪崩風、を考察する。
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