着氷雪研究会運営要項

2002/5/30承認

1. 研究会名称

この研究会は「着氷雪研究会」という。

2. 研究会の目的

送配電線・通信線・吊り橋のケーブル・塔状構造物をはじめ航空機・船舶などへの着氷雪は,それぞれの構造物の荷重面で支配的な条件や,本来の機能を発揮するための障害になる要素を有している。
これら着氷雪の現象とその対策については,各分野で検討し,それぞれの設計・運転・保守等に反映しているものの,合理的な設計等にあたっては検討すべき課題も多く,各分野での技術の現状に関する情報交換は,今後の検討の効率化にも有効と考えられる。
そこで,関連する分野での着氷雪技術に関する情報交換と共有すべき技術や課題の抽出・整理等を進めるため,雪氷工学分科会に本研究会を設置し,各分野における検討内容の紹介と課題抽出ならびに必要な意見交換を行うことを目的とする。

3. 研究テーマ

研究テーマは以下とする。
  1. 着氷雪現象の把握
  2. 着氷雪量の推定
  3. 着氷雪に伴う障害とその防止策
  4. 着氷雪に伴う振動現象の把握と防止対策(例えばギャロッピング現象など)
  5. 着氷雪に関する新たな課題抽出
  6. その他(研究会の目的に沿い参加者の同意が得られたもの)

4. 研究会活動

活動は研究会の開催,その他とし,具体的には以下による。
  1. 研究期間 2002年4月〜2005年10月(予定)
  2. 研究会開催
     4回/年度の開催を基本とし,うち2回は日本雪氷学会の総会・全国大会時に併せて実施する。その他の開催場所についてはその都度定める。(東京,新潟または北海道での開催を予定) 研究会の内容は学識経験者・研究会参加者の講演および意見交換とする。
  3. その他の活動
    本研究会で検討された課題の中で,更に具体的な詳細検討を必要とする内容については,参加者の同意のもと,各課題別 にサブWG等を設けて継続的に検討することができる。
  4. 活動・会計報告(中間,最終)
    毎年の雪氷学会全国大会時に行う。(会計監事は雪氷工学分科会が務める)
  5. 成果報告書
    研究成果報告書は研究会における講演・討議内容,その他の活動の成果を取りまとめた学術資料とし,当研究会終了後遅滞なく作成する。

5. 研究会への参加

  1. 研究会の参加者は原則として日本雪氷学会の正会員,名誉会員または終身会員であることとする。
  2. 研究会への参加を希望するものは,氏名,所属,連絡先等の必要事項を研究会役員に届出の上,研究会参加費を支払う。

6. 研究会参加費とその使途

  1. 研究会参加費は,事務簡素化より複数回まとめて徴収する。5,000円/年(4回分相当)。
  2. 研究会参加費は研究会の運営費用(通信費,会場費,印刷費,出版費,旅費,その他)に充てる。具体的使途は役員が協議の上,これを決定する。
  3. 研究会講演に対する謝金は支払わない。
  4. 研究会参加に関わる旅費等の費用は原則として自己負担とする。ただし総会,大会時以外の研究会で学識者から要請があった場合に限り,以下により旅費の一部を参加費から負担することができる。
    • 研究会での講演を伴う場合…30,000円を上限とする実費
    •  〃 講演を伴わない場合…10,000円を上限とする実費

7. 運営体制

  1. 研究会には,以下の役員をおく。監事は雪氷工学分科会が兼務する。主査1名,副主査1名,幹事2名(会計担当1名,庶務担当1名)
  2. 役員は会務を円滑に執行する。監事は会計の監査を行う。
  3. 役員は,研究会参加者がこれを互選する。
  4. 研究会発足当初の役員は次の通りとする。
    • 主 査 半貫 敏夫(日本大学理工学部 建築学科)
    • 副主査 本郷 栄次郎(東京電力梶@送変電建設部送変電技術センター)
    • 幹 事 上村 靖司(長岡技術科学大学 機械系)
    • 同  北嶋 知樹(東京電力梶@送変電建設部送電グループ)
以上

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