着雪・着氷


<着雪>
湿性の雪が樹木に着雪し、雪の重さにより梢端部が傾倒してきている樹木
(写真提供:池田元基会員)


<着雪>
湿性の雪が降り続き樹木に着雪したため、雪の重さに耐えきれず幹の途中から折れた樹木
(写真提供:池田元基会員)


<1972年稚内鉄塔倒壊>
1972年12月1日、日本海の低気圧が渡島半島から北海道南海上を通過したことに伴い、北海道内の送電線は風雪害に見舞われた。 特に、稚内方面に電力を供給する送電線では電線への着雪と風圧により56基の鉄塔が倒壊した。 これは北海道での送電設備としては過去最大の被害である。
(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)


<1972年稚内着雪断面>
1972年12月1日に発生した稚内方面の鉄塔倒壊事故時に現場で採取した電線着雪の断面写真である。 着雪の最大外径は約18cmに達した。着雪の比重は約0.7であった。
(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)


<弟子屈鉄塔着氷>
北海道東部の弟子屈付近の送電線は一部の区間で標高約700mの地域を通過しており、時折着氷が見られる。 これは鉄塔や電線などに着氷した時の写真である。
(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)


<近傍の樹木着氷>
弟子屈付近の送電設備近傍で樹木に着氷した様子である。
(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)


<着雪01>
<着雪02>
近年発生した電線着雪の写真である。着雪による被害を防止するために電線着雪対策の研究が 精力的に進められた結果、鉄塔が倒壊するような災害は発生しなくなった。

(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)



<着雪03>
地上に落下した電線着雪の断面写真である。(上部中央のくぼみが電線の位置)
(写真提供:北海道電力(株)総合研究所電力グループ)


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(社) 日本雪氷学会北海道支部事務局
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