公開講演会:「立山をめぐる雪と人」
富山の象徴である立山の雪は、その膨大な量や越年する時間の長さなどで
日本でも特筆すべき存在であるばかりでなく、古くから万葉集で大伴家持に詠われ、
富山の人々に深い影響を与え続けています。
また、近年では、水資源として、観光資源として、雪氷・環境変動研究の舞台として
重要な役割を果たしています。
公開講演会では、立山の雪を主テーマとして、雪と人がどのようにして関わりを
もってきたのかを考えることにより、特徴ある富山の雪を理解して頂こうと考えています。
※公開講演会は、(社)日本雪氷学会全国大会中に実施されますが、一般公開のイベントです。
お誘い合わせの上ぜひご来聴下さい。
■日 時: 2007年9月26日(水)14:30〜17:00
■場 所: 富山大学理学部多目的ホール
〒930-8555 富山県富山市五福3190(http://www.u-toyama.ac.jp)
■内 容: テーマ「立山をめぐる雪と人」
講演会演題と講師
「立山から南極へ」
講師: 渡辺
興亜(元国立極地研究所所長)
立山ガイド5名の第一次南極観測隊での活躍、
立山から世界へ羽ばたいた雪氷研究について紹介。
「立山の雪氷研究」
講師: 川田
邦夫(富山大学極東地域研究センター)
立山黒部山岳地域で行われてきた雪氷研究の歴史と意義を振り返る。
「豪雪の山での遭難救助」(予定)
講師: 椙田 正(富山県警察山岳警備隊隊長)
豪雪の剱岳での遭難救助にあたる日本一の山岳警備隊の活躍と、
雪の恐ろしさを紹介。
「立山の雪と親しむ」
講師: 佐伯
克美(富山県ナチュラリスト、元小学校校長)
登山、スキー、自然解説活動を通して、立山の雪との親しみ方を紹介。
■一般公開ですのでご自由に参加下さい。聴講無料。
■主催 (社)日本雪氷学会・日本雪工学会