Japanese Society of Snow and Ice

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連絡先

公益社団法人日本雪氷学会 北海道支部
 事務局 北海道大学低温科学研究所
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沿革

日本雪氷学会北海道支部は1959年5月18日に設立されました。

About 

 日本雪氷学会北海道支部は1959年5月18日に設立された。「日本雪氷協会」設立の20年後、さらにこれが「日本雪氷学会」へと 改組発展した4年後にあたる。東北支部(1986年)、北信越支部(1987年)、関東以西支部(1990年)に先駆けること25年以上という 長い歴史を持つ。当時の状況を、若濱五郎氏(北海道大学名誉教授)は、次のように述べている。「やがて敗戦。エネルギーが極度に 不足した戦後の復興期、水力発電にとって重要な山の雪は"白い石炭"といわれ、水資源としての山地積雪の調査が北電や北大の手で 盛んに行なわれた。しかし昭和30年代、高度成長が始まると、"街の雪"は本道発展を阻害するものとされ、その処理と対策が急務 となった。幹線道の機械除雪が本格化し、また、道路建設と路面の凍上対策が国の大きな課題となり、雪氷問題の解決なくしては 本道の近代化はあり得ないとの認識が行政にも産業界にも急激に高まったのである。」

 設立の準備作業は、北海道大学、北海道開発局、札幌営林局、林業試験場、農業試験場、第一管区海上保安部、札幌管区気象台、 北海道、札幌市、国鉄北海道支社(現・JR北海道)、電気通信局等の研究者や行政関係者、また北海道電力、札建工業、地崎組、 伊藤組をはじめとする数多くの企業の積極的な協力の下に進められた。約200名が参加した北海道自治会館での設立総会は、大盛会で 熱気に溢れていたと記されている。 

 その後の寒冷地域における生産活動と生活規模の著しい拡大は、雪氷学の進展とも相俟って、支部を含めた学会活動にも大きな 影響を与えたことは言うまでもない。1989年に開催された北海道支部30周年記念式典では、それまでの活動を総括するとともに将来に 向けた展望が議論された。また現場実務者の要望を受けるかたちで「雪氷調査法」(北海道大学図書刊行会)が記念出版された。  現在も、支部総会、研究発表会、講演会、地域講演会の開催、さらには機関紙「北海道の雪氷」、ニューズレターの発行等を通して、 研究活動の推進と会員相互の円滑な情報交換に努めている。

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