JAXA平成30年度宇宙航空プロジェクト研究員(任期付)採用募集のお知らせ
雪氷学会会員の皆様 (重複して受け取られる方はご容赦下さい)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の堀です。
平成30年度のJAXA全体でのポスドク研究員の公募が先日公示されました。
JAXAの地球観 ...
雪氷学会会員の皆様 (重複して受け取られる方はご容赦下さい)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の堀です。
平成30年度のJAXA全体でのポスドク研究員の公募が先日公示されました。
JAXAの地球観測関連の募集テーマとしては、募集研究テーマNo.3としてAMSR2
(主に海洋・極域関係。海氷も含まれます)関連、No.4として全球降水マップ
(GSMaP)関係について募集を出しております。
応募〆切が9/26とあまり間がありませんが、皆様方の周辺で、興味ありそうな方
がいらっしゃいましたら、本情報を適宜転送いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
=============================================
平成30年度 宇宙航空プロジェクト研究員(任期付) 採用
http://www.jaxa.jp/about/employ/project_j.html#employ10568
No.3「マイクロ波放射計のアルゴリズム開発・解析や数値モデルとの連携を通じ
た水循環・気候変動等に関する研究」
GCOM-W衛星搭載マイクロ波放射計(AMSR2)のデータを中心に、海洋や極域につ
いての観測データ処理やアルゴリズム開発・プロダクト検証に関する研究の実施、
及び「海洋環境監視(極域海洋含む)」分野におけるAMSR2等の衛星データと地
上観測・数値モデル等の複合利用等を通じて、海洋・極域における水循環・気候
変動や新領域におけるAMSR2データの利用拡大に貢献する研究を実施し、今後の
水産分野における海況把握や漁場予測等の改善、極域での航行安全情報提供シス
テム等の構築等に貢献する。なお、海洋・極域における水循環・気候変動や新領
域における衛星データの利用拡大に貢献する研究を実施していくためには、外部
機関(大学、研究開発機関)との連携が不可欠であるが、各機関において衛星デー
タ利用に係る知見を有する人材は多くない。将来的にこれらの分野を自ら牽引し
うる人材の育成は今後の研究展開において極めて重要である。
----------------------
No.4「衛星データ高度利用による高次全球水循環プロダクトとその利用に関する
研究」
地球観測研究センターでは、2014年打上げのGPM主衛星と他の複数衛星の連携に
より、高頻度の全球合成降水マッププロダクト(GSMaP)を作成・提供している。
GPM主衛星に搭載の日本が開発した二周波降水レーダ(DPR)による高精度な降水情
報を利用したGSMaPの精度向上、衛星降水データを活かした台風など豪雨災害を
もたらす極端現象の把握能力の向上、これらデータの気象庁現業予報システムで
の利用等、日々の生活、政策に直結する取り組むべき喫緊の課題がある。これら
研究を実施し、最近増加しているとされる豪雨災害への備えとしての気象予報、
洪水予測精度向上を図る。長期的な気候変動への適応や、気候予測精度向上のた
めの気候変動・水循環変動解析も重要な課題である。地球環境変動観測ミッショ
ン(GCOM)や静止気象衛星ひまわりを含む複数衛星データの利用も歓迎される。
気象予測精度向上、水災害軽減に貢献する研究、広域水循環の観測・推計に関す
る研究を募集する。
----------------------