News Letter No.55 (1997年5月発行) [No.54] [No.53]
目次<案内> ・第10回北信越支部総会・研究発表会・製品発表検討会(6/7) <報告> |
下記のとおり,学習会を開催いたしますので,奮ってご参加下さい。
日 時:1997年5月16日(金) 15:00〜
場 所:長岡雪氷防災実験研究所 中会議室
講 師:佐藤 雅彦氏(利尻町立博物館学芸員)
演 題:利尻島の自然
要 旨:利尻島は多くの研究者が訪れる魅力的なフィールドである。学習会で は,利尻島の冬の生活や雪氷とのかかわりを中心に述べるとともに, 島の形成や生息する生物など自然全般についてもスライドを使って紹 介する。
問合先:河島克久(塩沢雪実験所) Tel:0257-82-0202 Fax:0257-82-2632
小林俊市(長岡雪氷研) Tel:0258-35-7522 Fax:0258-35-0020
(学習会終了後,懇親会を予定しています)]
ご好評いただいております雪形ウォッチングを今年も下記のとおり行ないます。一昨年の北アルプス、昨年の新潟県中・下越地方に引き続き、今回は第3回目となります。参加ご希望の方は下記の連絡先までお早めにお問い合わせ下さい。
日 時:1997年5月17〜18日(5/17 12:00 JR富山駅前集合)
場 所:富山県僧ヶ岳、人形山、長野県白馬岳など
主 催:日本雪氷学会北信越支部、国際雪形研究会
参加費:15,000円程度
連絡先:〒948 新潟県十日町市辰乙614/ Tel & Fax 0257-52-2360
森林総合研究所・十日町試験地 遠藤八十一
日 時:1997年6月7日(土)10:30〜17:00(懇親会17:30〜)
場 所:信州大学教育学部講義棟(北校舎N101,N201)(長野市西長野6-ロ)
懇親会は当学部「泉会館」
参加費:無料(ただし懇親会費は3000円)
予稿集:発表予稿集掲載の「雪氷北信越17号」を当日配布します。
(日本雪氷学会員:無料、非会員:1000円)
<交通のご案内> JR長野駅前から川中島バス“若槻営業所行”“若槻団地行”
“宇木行”のいずれかに乗車、「信大入口」下車.徒歩5分.
プログラム
・総会(13:00〜13:45) A会場にて
・平成9年度支部賞授賞式(13:45〜14:00)
<午前の部>
A会場(北校舎1F N101)
〓.除雪・吹雪・融雪(10:30〜12:00)
座長 矢島 篤(日本気象協会長野センター)
1.新雪除雪の経済的な除雪基準の評価
○上村靖司・梅村晃由(長岡技科大)
2.新潟県における除雪に関わる人的被害の要因分析
○上村靖司・川辺雄仁・梅村晃由(長岡技科大)
3.長野県南部の道路雪氷
○橋口匡・新田隆三(信州大・演習林)
4.吹雪の流動解析−非ブーシネスク流体に対するk-ε乱流モデルの提案
福嶋祐介(長岡技科大)
5.融雪水と主要イオン濃度の挙動特性
○佐藤和秀(長岡高専),五十嵐高志(防災科研・長岡),松川寿也・青池竜宜(長岡技科大)
6.トンネル内貯雪の融雪過程
○島倉憲治・木津正康(北電), 対馬勝年(富山大),鈴木哲(新潟大)
<午後の部>
A会場(北校舎1F N101)
〓.雪泥流・雪崩(14:00〜15:30)
座長 遠藤八十一(森林総研・十日町)
新田隆三(信州大・演習林)
7.雪泥流の衝撃特性
小林俊一・和泉薫・○山田英樹・斎藤康裕(新潟大・災害研)
8.1997年2月新潟県南魚沼郡内で発生した雪泥流について
○和泉薫・小林俊一(新潟大・災害研),大関義男(元森林総研・十日町),町田誠(町田建設)
9.栃尾市半蔵金の雪崩災害調査
○河島克久((財)鉄道総研・塩沢),納口恭明(防災科研), 山田穰・五十嵐高志(防災科研・長岡)
10.煙型雪崩の減速域の模擬実験と数値シミュレーション
○福嶋祐介(長岡技科大),萩原達司(小杉組)
11.雪中爆破による積雪層の破壊について
○森末晴男・早川典生(長岡技科大),竹内則雄(明星大),町田誠(町田建設)
12.カヤ地斜面と裸地斜面の雪崩防止柵に作用する斜面雪圧
遠藤八十一・小南裕志・庭野昭二(森林総研・十日町)
〓.過冷却水・雪結晶(15:45〜16:45)
座長 石坂雅昭(富山市科学文化センター)
13.水の過冷却の研究
○近藤貴之・対馬勝年・大塚貴美子(富山大)
14.樹氷の気象学的研究
○佐藤真理子(新潟大・災害研),矢野勝俊(山形大・理)
15.天然に見られた奇形結晶
○古戸昌子・対馬勝年(富山大)
16.六花(雪結晶)の配置に関する史的考察 −Vertical or Horizontal−
○和泉薫(新潟大・災害研), 納口恭明(防災科研),北川博正(北谷小)
B会場(北校舎2F N201)
〓.降・積雪(14:00〜15:00)
座長 佐藤和秀(長岡高専)
17.日降雪時間と日降水量の関係
田村盛彰(小千谷高校)
18.データベースでみる日本の雪環境(その2)−湿り雪地域の積雪深の上限−
石坂雅昭(富山市科学文化センター)
19.福井県嶺北部に於ける今冬の雪質分布('97.;少雪年.ρ;熱錘,直接)
○伊藤文雄(福井大・教育物理),北川博正(北谷小),服部勇(福井大・教育地学)
20.積雪の誘電的性質のその場観察(3)
○竹井巖(北陸大),西村寛(MTS雪氷研),前野紀一(北大低温研)
〓.雪荷重(15:00〜15:45)
座長 前田博司(福井工大)
21.大規模建築物上の積雪荷重および積雪挙動の研究(その1)
○浅木清史・前田博司(福井工大),杉森正義・山崎守(福井県)
22.大規模建築物上の積雪荷重および積雪挙動の研究(その2)
○太田泰雄・渡辺康二(福井高専),杉森正義(福井県雪対策・建設技術研究所),前田博司(福井工大)
23.メタルウェファーの受圧面積について
○山田穰・清水増治郎・五十嵐高志(防災科研・長岡),木村忠志・石丸民之永(新潟電機(株))
〓.製品発表検討会(16:00〜17:00)
座長 河島克久((財)鉄道総研・塩沢)
24.科学教育用万能なだれシミュレーター”ナダレンジャー1号・2号・3号”
納口恭明(防災科研)
25.Snow Data Collection System SDS-105/1996
○加藤務・石丸民之永・木村忠志(新潟電機(株))
26.蓄熱材格納路面凍結抑制工法
宮本重信・室田正雄・○杉森正義(福井県雪対策・建設技術研究所)
27.事業所用雪押込機の制御
○村山健一(長岡高専),久納和重・西坂慎一郎・梅村晃由(長岡技科大)
*長野市宿泊ガイド <ホテル> ・長野グランドホテルこづまや(大門町501) Tel: 0262-32-1231 ・長野ファーストホテル(南県町1107) Tel: 0262-35-8686 <公的施設> ・山王共済会館(岡田町30-20) Tel: 0262-28-3011 ・ホテル信濃路(中御所岡田131-4) Tel: 0262-26-5212 |
日時:1997年6月8日(日)9:00-16:00 *研究発表会の翌日です。
予定:長野駅西口−白馬村ジャンプ会場ほか−長野−(昼食)−ビッグハット(アイスホッケーA会場)−ホワイトリング(フィギュア・ショートトラック)−飯綱高原(ボブスレー・リュージュ・フリースタイル)−長野駅西口
定員:20名(先着順)
参加費:5,000円(予定)。バス代、入場料、昼食代を含む
申し込み:信州大学教育学部 小林詢
〒380 長野市西長野6−ロ,TEL: 026-232-8106(内線323)
あてに、「氏名、現住所、連絡先電話番号、ファックス番号」を御記入の上、ハガキでお申し込み下さい(5月20日〔火〕必着締切り)。人数が確定し次第、より具体的な要項を定めて、当日までに参加者にご案内を差し上げます。
3月2日(日)新潟地区積雪観測法講習会が科学技術庁長岡雪氷防災実験研究所において予定通り開催された。今回も関東以西支部に広報をお願いしたかいがあって参加者13名のうち5名が関東圏からであった。また、遠路にもかかわらず、松本市の信州大学から学生2名の参加があった。さらに、雪への好奇心に駆られた一般の方2名の参加もあった。 当日の積雪は深いところで45cmと期待にほど遠かったが、好天に恵まれ予定通り実施できた。講習は午前は講義で、積雪の測定法と測定器の取り扱い方の指導が行われた。この中で、遠藤(徹)式簡易型含水率計の製作方法の指導は参加者に好評であった。午後は野外実習を行い、雪崩事故者を発見するための雪崩ビーコンの操作実習も付け加えられ、好評であった。講師陣は遠藤八十一氏、和泉薫氏、納口恭明氏、五十嵐高志氏、河島克久氏、竹内由香里氏の6名であった。
なお、良く整備された講習環境を提供してくださった長岡雪氷防災実験研究所と所員の方々に深甚の謝意を表します。 (田村盛彰理事 記)
テーマ:寒候期の降水量測定について
講師:大野宏之氏(国際農林水産業研究センター)
日時:1997年3月3日(月)18:00-19:00
場所:北陸農業試験場講堂
寒候期の降水量を通常の降水量計で測定しようとすると、風などの影響で一部しか降水量計に入らないという問題がある。北陸農業試験場気象資源研究室ではこの問題を明らかにするため降水量計の比較観測を継続しているが、その中心となっていたのがこの学習会の講師、大野氏である。
当日は、降水量測定の現状と問題点、WMOにおける固体降水量比較観測のとりくみ、北陸農業試験場におけるこれまでの観測の結果などについて紹介され、活発な質疑応答があった。
参加者は11人で、長岡市や、新潟地区以外の滋賀県、北海道、中国からの参加があった点は喜ばしいことでありまた感謝しているが、地元からの参加が少なかったことについては、世話人の怠慢による宣伝不足が主因と反省している。 (横山宏太郎理事 記)
・主催 大北広域消防本部(現 北アルプス広域消防署)
・共催 日本雪氷学会北信越支部
・1997年3月5日(水)長野県五竜とおみスキー場いいもりゲレンデ
・参加者 地元消防署・消防団、スキー場パトロール、長野県警察犬訓練所、
日本雪氷学会会員、信州大学生 など計約100人
13.00 信州大学新田教授 雪崩救助・救出についての諸注意
13.40 ゲレンデでゾンデ、低体温症対策等の基本訓練
15.00 山岳救助犬による埋雪者捜索デモンストレーション
16.00 模擬捜索訓練
16.45 解散
小型の愛玩犬も埋没者捜索を立派にやってのけ、参加者の注目をあびました。
(新田隆三理事 記)
3月14日(金)15時から17時半まで、長岡技術科学大学において、積雪会、日本雪工学会との共催で学習会が催された。参加者は16名、講演は2題で次の通りであった。。
1.積雪深計48年 講師 木村忠志氏 (新潟電機(株)技術顧問)
1949年農林省林試十日町で実施された積雪深の自動記録装置から、2ポール光ビーム式、最近開発されたレーザー光を用いた小型軽量型積雪深計に至る積雪深計の歴史と開発の経緯が述べられた。。
2.Glaciodynamics(雪氷動力学) 講師 阿部雅二郎氏(長岡技術科学大学助教授)
機械設計の基礎としてのMechanical dynamicsを雪氷工学に導入して、弾・塑性力学の視点から雪氷に関する特性を解明する手法が、金属材料と雪との摩擦抵抗を実験的・理論的に解析する過程を通じて述べられた。
(田村盛彰理事 記)
3月23日(日曜日)に長岡市立中央図書館講堂で,ミニシンポジジウム「雪形の広場-身近な自然を楽しむ方法-」が開催されました.要項はニュ−ズレタ−No.54で既にお知らせしてありますので省略し,当日の様子をかいつまんで報告します.
シンポジウムでは国際雪形研究会のメンバ−により,さまざまな視点から雪形についての解説が行われました.メンバ−による話が一段落すると,会場内に展示した雪形の写真などを参加者に見てもらい,メンバ−がそれらの説明をしたり,会場の窓から見える雪形の話をしたりして,参加者により一層,雪形に興味を持ってもらうよう努めました.参加者は70名ほどで,多くは年配者でしたが,子供の参加もあり,雪形の面白さに関心を抱いたようでした.当日は新聞社やテレビ局の取材もあり,マスコミでも報道され,世間にアピ−ルすることができました.終了後,盛大に懇親会が催され,シンポジウムは成功裡に終わりました. (長岡市立科学博物館 山崎進氏 記)
4月25日(金)、長岡技術科学大学建設系会議室において、平成9年度第1回理事・幹事会合同会議が開催された。平成8年度の事業報告・会計報告が行なわれ承認された。つぎに平成9年度の役員について事務局案が審議され、若干修正して支部総会に提出することとなった。平成9年度の事業計画・予算案が審議され承認された。支部創立10周年行事について審議され、次回の理・幹事会で決定することとした。ニューズレター北信越の発行月を奇数月から偶数月に移行することとし、移行時期については事務局に一任することになった。支部賞選定委員会から平成9年度支部賞授賞者案について報告があり、審議の結果、下記のとおり承認された。
大 沼 賞:納口恭明氏(防災科学技術研究所)
「ピンポン玉雪崩など、雪崩の模擬実験に関するユニークな発想
と雪崩現象の理解に関する新しい貢献」
大 沼 賞:和泉 薫氏(新潟大学積雪地域災害研究センター)
「雪崩災害の事例調査とその集大成に果たした地道な努力と独特
な成果」
雪氷功労賞:遠藤治郎氏(元新潟大学農学部)
「支部活動に著しく貢献した功績」
雪氷功労賞:鈴木 哲氏(元新潟大学工学部)
「支部活動に著しく貢献した功績」
6月7日(土)長野で開催される平成9年度支部総会、研究発表会・製品発表検討会のスケジュールが報告された。このあと引き続き、顧問・評議員会が開催された。 (和泉薫 庶務幹事 記)