支部学習会を以下のように開催します。


日時:2009年8月4日(火)16:00〜17:00

会場:信州大学理学部C棟1階13番講義室

講師:河島克久(新潟大学災害復興科学センター)

演題:「雪渓崩落災害−その実態と特徴,発生メカニズム,温暖化との関連性−」


概要:
2004年8月1日,新潟県荒沢岳の西本城沢において雪崩涵養型雪渓が大規模崩壊(崩壊質量約150〜230ton)を起こし,写真撮影のために雪渓底部に形成された空洞(トンネル)内に入っていた写真愛好家4人が死傷(3人死亡,1人負傷)する災害が発生した。
私たちは,このような雪渓崩落災害に関してこれまで学術的な調査研究が全くなされていないことをふまえ,本災害の発生直後に現地調査を実施するとともに,新聞検索によってわが国における過去40年間の雪渓崩落災害を抽出し,その実態と特徴を調べた。
また,荒沢岳の災害以降,インターバル画像撮影による雪渓崩壊現象の観測,湿潤高密度積雪(フィルン)の破壊強度実験,有限要素法による応力解析等に取り組み,これらから雪渓の大規模崩壊の発生メカニズムについて検討してきた。
学習会では,これらの調査研究の成果を報告するとともに,温暖化と雪渓崩落災害の発生危険度との関係について言及する。



アクセス:http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/map05.html