雪氷学会分科会
■雪氷工学分科会
1.日時: 9月24日(水):17:30〜19:30
2.場所: A会場(工学部2号館213号講義室)
○オーガナイズドセッション:17:30〜19:00
「2008年1月下旬に中国で発生した着氷被害状況」に関する講演会
現在,電力中央研究所を主体に,全電力大で行っている「送電設備の雪害に関する研究委員会」の副委員長・電力中央研究所 地球工学研究所・首席研究員の田中伸和様にご講演をいただきます。ご講演は,本年1月下旬に中国中南部で発生した大規模な豪雪・着氷被害に関して,6月上旬に中国を訪問し,調査した内容に基づいて,送電設備の着氷被害の状況に関してご講演をいただきます。
<講演タイトル・発表者>
「中国における送電設備の着氷被害状況と今後の研究動向」
田中伸和(電力中央研究所 地球工学研究所・首席研究員)
○総会:19:00〜19:30
■雪崩分科会
1.日時: 9月24日(水):17:30〜19:30
2.場所: B会場(工学部2号館212号講義室)
○オーガナイズドセッション:17:30〜19:00
「雪崩研究者と雪崩研究成果のユーザーとによる雪崩調査チームの誕生」
雪氷災害発生時に災害の実態や原因を調べ、その防止軽減に資する情報を発信することを目的に、道支部に「雪氷災害調査チーム」が創設された。雪崩災害については雪崩跡が急速に不鮮明化するため、直ちに出動できるよう予め調査チームが編成された。調査に際し、時に高度の雪山登山技術を要する場合が多い。調査チームに雪崩研究成果の受け手でもある冬山登山のプロの参加を得ることで、安全に充実した調査ができる体制が取られた。
<講演タイトル・発表者>
「雪氷学会道支部に創設された雪氷災害調査チームについて」
山田知充(NPO法人雪氷ネットワーク)
「科学と経験の融合」
阿部幹雄(雪崩事故防止研究会代表、国立極地研究所)
「雪氷災害調査チームによる上ホロカメットク山雪崩(2007年11月)調査報告 ―研究者の立場から―」
八久保晶弘(北見工業大学)
○総会:19:00〜19:30
■吹雪分科会
1.日時: 9月24日(水):17:30〜19:30
2.場所: C会場(工学部2号館211号講義室)
○オーガナイズドセッション:17:30〜19:00
<講演タイトル・発表者>
「鉄道防雪林について(仮題)」
島村 誠 (JR東日本)
「2008年冬期に北海道で発生した吹雪災害について」
伊東 靖彦(寒地土木研究所)
○総会:19:00〜19:30
・学会誌「吹雪特集号」の発行に向けて
・今後の分科会活動について
・その他
■氷河情報センター
1. 日時 9月25日(木):13:00〜15:00
2. 場所 B会場(工学部2号館212号講義室)
○オーガナイズドセッション:13:00〜14:30
「ヒマラヤの氷河湖決壊洪水」
最近、ヒマラヤにおける氷河湖決壊洪水(GLOF)が、地球温暖化に伴う一つの象徴的な問題として各種マスメディアに取り上げられ、以前にも増して社会的注目を集めています。そこで本セッションでは、まずヒマラヤのGLOFに関する研究経緯や社会情勢、次に地盤工学的見地からの最新の研究成果と課題、さらに今後のGLOF対策に関する具体的な研究計画について、下記のとおり3件の講演を企画しました。関心をお持ちの多くの方々のご参集をお待ちしています。
<講演タイトル・発表者>
「ヒマラヤの氷河湖決壊洪水 〜昨今の社会情勢と今後の研究課題〜」
山田
知充 (NPO法人雪氷ネットワーク)
「氷河湖堰止めモレーンの地盤工学的性質とそれに基づくGLOF対策の課題」
梅村
順 (日本大学工学部)
「ブータンヒマラヤにおける氷河湖決壊洪水に関する研究計画」
西村
浩一 (新潟大学自然科学系)
○総会:14:40〜15:00
■凍土分科会
1.日時: 9月25日(木):13:00〜15:00
2.場所: C会場(工学部2号館211号講義室)
○オーガナイズドセッション:13:00〜14:30
「永久凍土の温度計測 -その目的と要請される測温精度-」
古くから永久凍土の温度は計測されており、最近は特にPAの活動として積極的に計測が推進されている。しかしながら、現実には正しい温度計測は容易ではなく、その目的に合った仕様を満たす装置によらなければ意味をなさない。
今回、永久凍土の温度計測を話し合う場を持ち、計測方法に関する情報交換をするとともに、凍土分科会としてできれば「永久凍土の温度計測」に関して共通認識を持ちたいと考える
○総会:14:30〜15:00
■極地雪氷分科会
1.日時 9月25日(木):15:30〜17:30
2.場所 B会場(工学部2号館212号講義室)
○オーガナイズドセッション:15:30〜17:00
「南極観測隊報告およびドームふじ観測計画の主要な成果」
2007年1月から1年間の越冬観測を実施した第48次南極地域観測隊および2007年11月から08年1月まで東南極氷床上で実施した日本―スウェーデン共同トラバース観測の概要を報告してもらいます。また、2007年1月に3035.22m(おおよそ72万年前に相当)までの深層掘削に成功したドームふじ観測計画の概要および得られた深層コアの主要な解析結果も報告してもらいます。
<講演タイトル・発表者>
「第48次南極地域観測隊(越冬隊)報告」
福井幸太郎(極地研)・中澤文男(極地研)
「日本―スウェーデン共同トラバース隊報告」
藤田秀二(極地研)・榎本浩之(北見工大)
「ドームふじ観測計画報告」
プロジェクト概要 本山秀明(極地研)
深層コア解析の主要な成果 東久美子(極地研)
○総会:17:00〜17:30
1.会計報告 亀田貴雄(北見工業大学)
2.役員改選
3.事業報告
南極観測将来計画検討WG報告 本山秀明(極地研)
国際対応幹事報告 杉山 慎(北大低温研)
ホームページ対応幹事報告 舘山一孝(北見工大)
4.その他
■気象水文分科会、衛星観測分科会合同セッション
1. 日時: 9月26日(金):16:00〜18:00
2. 場所: A会場(工学部2号館213号講義室)
○オーガナイズドセッション:16:00〜17:30
「2007/08の北極圏」
2007年から2008年にかけて北極海では海氷分布が衛星観測開始以来の最小を記録し,また地域により例年と異なる冬季の季節進行(寒暖傾向)が多様に現れるなど,高緯度の寒冷圏で特徴的な振舞いが見られた.これらのうち北極圏の雪氷に関わる現象(積雪,海氷)を衛星で捉えるような枠組みから,あるいはその背景を大気(気象)・水文という広域的な視点から概観する.気候値的な背景から始めて,昨冬を含む近年の状況を記述・説明する。
<講演タイトル・発表者>
「現在気候の大気循環 - 冬季循環を中心に - (仮題)」
高谷康太郎(JAMSTEC)
「冬季気温のトレンド - 大陸規模積雪との10年規模共変動
- (仮題)」
斉藤和之(JAMSTEC)
「近年の北半球積雪面積の変動傾向と環境影響(仮題)」
堀雅裕(JAXA/EORC)
「近年の北半球季節海氷域の海氷変動(仮題)」
直木和弘(千葉大)
「北極海の海氷変動」
舘山一孝(北見工大)
○総会:17:30〜18:00
衛星観測分科会:A会場(工学部2号館213 号講義室)
気象水文分科会:工学部3号館1階34号教室
■雪氷物性分科会
1. 日時: 9月26日(金):16:00〜18:00
2. 場所: B会場(工学部2号館212号講義室)
○オーガナイズドセッション:16:00〜17:30
「雪氷物性シンポジウム」
雪氷物性分科会では、雪・氷などH2Oという分子の物性から、さまざまな現象を
理解しようとする基礎的な研究を行っています。毎年「雪氷物性シンポジウム」として、数名の方に講演をお願いし、実験、理論、数値計算など最新の話題を提供してもらっています。今年度は、氷表面構造の理論的研究と、クラスレートハイドレートの実験的研究の話題を提供して頂く予定です。ぜひ、ご自身の目と耳で雪氷物性という分野を体験して下さい。
<講演タイトル・発表者>
「氷結晶表面の構造とダイナミクス」
深澤 倫子(明治大学理工学部)
「エックス線を用いたクラスレートハイドレートの可視化」
竹谷 敏(産業技術総合研究所)
○総会:17:30〜18:00
■雪氷化学分科会
1.
日時: 9月26日(金):16:00〜18:00
2.
場所: C会場(工学部2号館211号講義室)
○オーガナイズドセッション:16:00〜17:30
海底・湖沼の堆積物コアを用いた古環境研究手法を氷床コア研究へ用いるための戦略とその適用法について
<講演タイトル・発表者>
「岩石由来の安定同位体を用いた氷床コア研究:現状と可能性」
中野 孝教(総合地球科学研究所)
○総会:17:30〜18:00